カテゴリー : 2011年 12月15日

今日の朝日新聞から

今日の朝日夕刊のベタ記事「COCOLO FM802が継承へ」は、予想されていたとはいえ、やはり考えさせられる。
1社で4波まで持つことができるようになった今年の放送法改正で、めでたくcocoloの電波は802の手に。
cocoloを経営する関西インターメディア(ほぼ関西電力が支配していたと言ってもいい局)は清算の方向と書いている。
関西電力は2年間ある程度の費用を提供するが、その後は手放すという話を聞いていたので、この結果を抵抗なく受け入れている人は多いようだ。
しかし、かつてのように放送が権益そのものであった時代は終わり、これからどうやって2波も維持していくのかを懸念する人も出てきている今日、FM802の前途は茨の道ではないかと推測される。
朝日新聞もこう書く。
「広告収入の減少に苦しんでいた」と。


ついでに日本経済新聞の記事も一部引用する。
「関西経済界が共同出資して立ち上げたFMラジオ局「FM CO・CO・LO(ココロ)」運営の関西インターメディア(大阪市)が2012年に放送事業をFM802(同)に譲渡し、会社を清算する見通しであることが明らかになった。景気低迷でラジオ広告が減少。限られた市場で生き残るため、再編の動きがこれから関西で本格化しそうだ。」
そして「ラジオ業界では事業撤退の動きが出始め」ていると書き、「ラジオ広告は年々減少傾向にあることから、関西メディアでもココロに続く再編の機運が今後さらに高まる可能性がある。」とラジオ業界の再編を示唆している。


さて、今回の802の決断、吉と出るか、凶と出るか。


朝日新聞連載の「Jポップの挑戦」シリーズ、何と4回目でいきなり(おわり)マークが。
その結論はこうだ。
「音楽業界は縮む市場の中で、将来のビジネスモデルを見定められないでいる。海外進出、ライブ主義、ネット利用・・・Jポップ業界の挑戦は続く。」
何か、上っ面をなでただけで終了と言う感じ。
そんなの皆知っているよ、だからこれから音楽業界はどうするのか、それを取材しろよと苦言を呈したくなる。
しかも、相変わらずこんな情報を載せている。
「日本レコード業界の調査だと、昨年に違法ダウンロードされた音楽のファイルや映像は推計で43.6億、正規の約10倍・・」
43.6億の単位は何?
ダウンロードの回数?それともファイルの数?
第一、このダウンロード、何をさしているのか、突っ込み不足としかいいようがない。
違法ダウンロードがはびこっているとして、音楽業界はどんなカウンターアクトを考えているのか。
どうやって大衆のニーズに向かいあいながら、新しいビジネスモデルを創造するか、利便性を無視して、自分たちのやり方で音楽を享受しろと言っているとしか思えない。
私は、とにかくユーザーを泥棒呼ばわりして、自分たちの権利を主張する愚を認識してほしいのだ。
どうやれば、自然にユーザーが違法とレッテルをはられることなく、楽しい音楽文化を享受できるか、それを提起しなければ、不毛の争いはこれからも続くだろう。
繰り返すが、K-POPはそんなうるさいことを何も言わず、いつのまにかネットを通して日本の市場にブームを起こし、売上を伸ばしたのだ。
違法の摘発が目的なのか、それとも売上を伸ばすのが目的なのか。
J-POP、挑戦するなら、もっと真摯に大衆のニーズに向き合うことから始めるべきではと言わずにいられない私である。