カテゴリー : 2012年 1月30日

FM局盛衰記・6

FM大阪のタイムテーブルを見た感想。
その2回目だが、とりあえず今回で「FM盛衰記シリーズ」は小休止したい。
サイドバーに「いいたいことはあっても口に出せないことの一部でも書く」と宣言したが、当事者にあまり刺激を与えるのは本ブログの趣旨ではない。
そういうことで、ぜひとも書いておきたいと思いつつ書けなかったこと、今回は「『SDD』=STOP!!DRUNK DRIVING」について。


SDDが始まってから5年あまり経ったろうか、今年も2月19日に大阪城ホールで「LIVE SDD」で行われる。
参加は無料だが、募金、ドネーション2000円を徴集、それを交通遺児のための基金に寄付することになっている。
飲酒運転防止という目的、それによって被害を受けた交通遺児を育成するという趣旨は誰もが支持するはずである。
放送局がこういった社会的啓蒙活動を行い、同時に何らかの募金活動を行うと言うのは、日本テレビ系列の「24時間テレビ~愛は地球を救うキャンペーン」(1978~)や、ニッポン放送など全国10局が実施している「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」(1975~)などで話題になることが多い。


私が最初に覚えているのは、近畿放送を使った「宮城まり子のチャリティーテレソン」で、25時間ほぼ全く寝ないで「ねむの木学園」をはじめとする、積極的な社会福祉活動を啓蒙されていた。
1975年のことだというが、私はこの活動には痛く感銘を受けた。
この人は本当だ、こんなこと、並みの気持ちではできない。
記憶違いなら指摘していただきたいが、この方法論に触発された放送業界が、その後の24時間チャリティ番組を次々に制作していく、そのきっかけになったのだと思う。


先ほども書いたが、私は本当にこの企画は凄いと思った。
気持ちが伝わってくるというか、真剣さがビンビン来るのである。
残念ながら、その後に始まったチャリティ番組に、この時ほどの真剣さは感じられない。
出演者は皆さんノーギャラです、放送局も利益を得ていませんなどと言っているが、関わっている人たち皆さんが、そんな純粋な気持ちでいるとは何かイマイチ信じられないなという気分である。
だいたい、何で走るのよ?愛が地球を救うためか?
まだ、間寛平さんが、世界を走った時の気持ちの方がずっと純粋ではないか。
欲得ずくで走るのではない、自分のためであり、それが後に何かを残してくれれば本望だったのだろう。
まるで、フォレスト・ガンプが哲人のように走り続けた場面と重なるというか。


つまり、私の気持ちはそこにあるのだ。
SDDに、あの時の純粋さを感じない。
これは何のためにやっているのか、放送局のイメージアップのためなのか、それともキャンペーンをきっかけにしてクライアントを開拓するためなのか。
本当に、寄付を集めたい、飲酒運転をやめさせたいなら、もっと他のことにも力を入れるだろう、純粋な気持ちがあるのなら。
有名なアーチストを並べ、大阪城ホールという一流の場に人を集める、祭としてはマアマア及第点だろう、気持ちは高揚し、やったやったと思うだろう。
でも、祭が目的だったのか?
人々を集めて、自分たちの力を誇示する場を設定したかったのか?


一つだけ、指摘しておきたい。
SDD、5年を経過し、多くの人々を集めて来たにもかかわらず、ウィキペディアには独立した表示もないし、何のデータベースもない。
これは、言いかえればネットユーザーに全く刺さっていないということではないか。
FMOは、それでいいのか。
単に祭に酔いしれているだけでいいのか。


ということで、今回はとりあえずこのあたりで。
また、この項目に関しては書くことがあるかもしれないが、筆が走りすぎるきらいがあるので、自重、自重。