カテゴリー : 2012年 2月13日

シリーズ・広告代理店

放送局のビジネスモデルを作ったのは、放送局ではない、広告代理店だと前に書きました。
もちろん、NHKは別です。
あれは、誰が見ても国営放送そのもので、税金のように受信料を徴収しているのですから、ビジネスなんていうものではありません。
営業力なんか大していらない、管理能力さえ長けていれば経営側に簡単になれます。
民放とNHK、多分利害はさほど一致しないでしょう。
あるとすれば、電波の寡占化を維持するモーチベーションぐらいでしょうか。


さて、広告代理店がビジネスモデルを作ったということについて、これから何だかんだと書いて行こうと思います。
私はラジオ出身の人間ですから、ラジオ業界での広告代理店の動きについて幾つか書いてみます。
まず、何度も登場するradiko。
皆さんご存じでしょうが、電通が経産省、NTTとともに作りました。
何のために作ったのか、多分、新しい利権になるだろうと考えたのかもしれません。
あ、利権と言う言葉は不謹慎ですね。
ITをはじめとする新しい技術によって、国民の皆さんがより便利なサービスを受けられるようにとの高邁な理想に燃えて、です。σ(^_^;)アセアセ…


radiko、普及すれば面白いと思いました。
ネットと同じ利便性をもってラジオが聴けるからです。
また、それをコアとして付帯サービスもつけられる、データがタグ化され、さまざまなネットのコンテンツとリンク化されます。
もはや、ラジオは単なる孤立したラジオではなくなると思ったからです。
それは例えば、スマートフォンに起きた現象と似ているのではないでしょうか。
携帯電話というのは、電話にいくつかのサービスが付帯されています。
メールというのも、ある意味電話機能の延長として受け止められていたと思いますが、スマートフォンとなると、もはや電話が基本ではありません。
電話はもはや一機能でしかありません。
電話をかけたいからスマートフォンを買うのではなく、社会とコミュニケートするために手に入れると言う人が増えていくのではないでしょうか。
その証拠に、TVのコマーシャルで、スマートフォンで電話をかけている映像を見たことありますか?
それは、もはやメインのサービスではないのです。
電話なんか、実際にかけるのはダサいなんてことも、そのうち言われるかもしれません。


そういうことで、radikoはラジオを今のスマートフォンの電話のような扱いにしていくのかもしれません。
ラジオは単なるアプリの一つ、と言う風に。
ということはラジオ局のライバルは、今スマートフォンで展開されている膨大なアプリということになるかもしれません。
radikoは多くのアプリと競争し、メインの座を獲得しないといけない、そうしなければradikoの収益性は担保されない。
だからradiko側(電通側)としては、ラジオ各局にそのアプリが例えば全スマートフォンにデフォルトで入り、若干の金でも出して使ってくれるようなコンテンツを要求するのではないでしょうか。
radikoは各ラジオ局に二次利用費のような形でコンテンツ費を払うかもしれません。
そのためには、魅力あるコンテンツを作ってもらわないといけないし、今のような地域制限は外してもらいたいでしょう。
早い話、面白いコンテンツをピックアップして、ユーザーに供給すればいいのです。
各ラジオ局が大手代理店に望むようなクライアントとの仲介など、radiko的には考えていないのではと思うのですが、実際のところはどうなのでしょうか。


広告代理店の話、少し中味的にずれてきているかもしれないので、今日はこれぐらいで。