カテゴリー : 2012年 7月14日

東京一極集中の功罪~マスコミ編

来年、大阪で開かれる食の博覧会(食博・大阪)に、いくつかの企画を提案するため集中的に作業をしておりました。
やっとプレゼンが昨日で終わり、久しぶりにブログに時間が使えそうです。
後は、提案した企画が完全にOKになるかどうかが気になりますが、手ごたえはあった気がします。
2013年のGW、インテックス大阪で11日間行われる2013食博覧会・大阪、御期待下さい。


さて今日から新しいシリーズを始めます。
「東京一極集中の功罪」、そのマスコミ編です。
7/11のスポーツ報知に辛坊治郎さんのコラムで、先日残念ながら死んでしまった上野のパンダの赤ちゃんのことが取り上げられていました。
どうにも違和感がして耐えられないと次のように書きます。

この出産、全国紙の1面に写真入りで伝えるほどのニュースでしょうか? 週末に東京へ行く機会があったので、この素朴な疑問を口にしたら、こんな答えが返ってきました。

 「辛坊さん、日本で初の自然妊娠のパンダですよ。こんなにめでたい話はないじゃないですか!」

 これは間違いです。和歌山のアドベンチャーワールドでは、既に12頭のパンダが生まれていて、そのうちの多くが自然妊娠です。

 つまり日本初じゃなくて、単に東京初というだけなんですが、どうも関東に住む人たちは、東京初なら日本初だろうという思い込みがあるようなんですね。赤ちゃんパンダくらい白浜に行けばいつでも、それもムッチャかわいい双子が見られるのに、東京の人はそんなことも知らずに上野のパンダで大騒ぎ。とっても違和感があります。

他にも東京ローカル番組だった「ちい散歩」を、地井武男さん死去の時に全国ニュースで誰でも知っているかのように放送する無神経さを述べ、東京の常識が全国の常識だと勘違いしているのではと氏は嘆いています。


これは大阪と東京にほぼ半分ずつ住んでいる私も実感することです。
東京のマスコミ人は、東京で流れている放送は全国でも流れていると勝手に思い込んでいるようです。
キー局のゴールデンのバラエティ番組で、番組対抗なんちゃらかんちゃらというのがありました。
そこに出てくる番組ですが、全部が全部、全国ネット番組ではなかったりします。
ネットしている局もあるのでしょうが、地方の主要局(大阪とか名古屋とか)では全く流れていない。
つまり、視聴者にはその番組へのシンパシーも、出演されているタレントへの思い入れもありません。
なのに、番組はそういうものが当然視聴者にあるものとして進行。
知ってて当然、知らん奴は田舎者と蔑んでいるのではと思わないでもないのです。
東京が頂点にあるのが前提、その頂点から流れるものは、下にある各局に届くのは当たり前という考え方なのでしょう。


困った人たちだなあと私は思います。
地方の状況がまるでわかっていない。
東京のために作るのが基本で、それがたまたまローカルでも流れている。
とにかく、まず手近の東京で受けないといけないと考えて作っているのかも知れませんが、何かセンスにかけている気がして仕方ありません。
だから、上野のパンダの話を、ワンアンドオンリーな事象だと勝手に勘違いしてしまうのです。
後で、和歌山に12匹パンダがいると指摘されたら、そんな田舎のパンダなんか見に行けないじゃないですか、やはりパンダは上野にいてこそ、パンダじゃないですか、などと屁理屈をこねかねません。


東京の価値観がすべて正しい、地方の価値観を言われても対応のしようがないと顔に出ていたりします。
ま、内心困惑しているのでしょうが、今更考え方は変えられないのでしょう、きっと。
私は、先日テレビ東京の「アド街ック天国」についてこうツイートしました。
「アド街ック天国というテレビ東京の番組がある。あれって、何考えて全国ネットでやっているのか。スポンサーの日産があれでいいと言っているのか、それとも枠買い切りの代理店がそう思っているのか。どう考えても東京の片隅の町情報、全国の人には無縁としか思えないが。」
共感して下さる人が多かったのか、一杯りツイートしていただきました。
地方の人、多分迷惑じゃないですか?あんな地域を細分化して、その中の目立つ店を毎回何だかんだと理屈をつけて紹介されても。
そんな店、地方の人間がいつ行けるんですか、第一、しばらく経ってから行ったとしても、本当にその店、存続しているんですか?


そんな目くじら立てなさんなよ。あれは旅番組で温泉宿を紹介しているのと一緒。
ひととき行った気になればいいので、本当に行ったら幻滅するなんてことあるじゃないですか。
つかの間の夢を見れれば、地方の人は納得するんですよ、みんな東京に憧れているんですからね、あなたもそうだったでしょう?


東京をリスペクトする気はもちろんありますよ、日本の中心地ですからね。
でも、悪いけど憧れたことなどないですね、一体何に憧れを感じろと言うのでしょう。
むしろ、憧れとともに上京し、そこに染まってその憧れを押しつける側になった連中が鬱陶しくてたまりませんね。
何を考えて、俺たちを憧れろ、見たいなスタンスでいるんだろうと不愉快でならないというのが本音ですね。


そういうことで、東京一極集中の弊害~マスコミ編、どんな話が展開するか、ご期待いただければと思います。
私も、自分ながらとても楽しみです。