カテゴリー : 2013年 8月3日

ラジオ業界を掘り下げる機会

ふと気づけば8月。
最近、本当にブログを書く余裕がなくなっている。
情報は流れてきても、それを掘り下げるための時間も手段もないというか。
基本は人に会うこと、ラジオの業界人、役所、かつての仲間。
でも、今の私には、そこまでする材料を持たない。
毎日のサイクルの中に、ラジオに直結するものがない。
最近、ラジオも語学関連以外ほとんど聞かなくなった。
ラジオって、一度自分の生活サイクルから外れると、途端に興味を失うものだという実感がする。
習慣とはそういうもの、何か積極的な理由があってそうしているわけではない。
言い換えれば惰性、慣性の法則ならぬ、惰性の法則。
つまり、惰性でやっていれば、そのうち失速し停止するというか。
ラジオは惰性で聞かれている、そう考えればラジオ業界がしないといけないのは何かがわかりそうな気もするが。


最近のラジオに関する話題とそれに対する意見を列挙する。
●首都圏のラジオ局で、ヒット曲を作るとか言う話。
「7局が参加し今年9月〜10月上旬に発売される楽曲の中から1曲を選定、7局のヘビーローテーションを通じて当該曲を応援し、ヒットを生み出すことが目的。」(連合通信7/22より)
何だよ、この上から目線の企画。
ラジオというのは、サブカルチャア的視点を持たないと続かない、それが私の意見。
なのに、自分たちが大衆を領導して、ヒット曲を作り出すんだと言っている。
そんなのに、賛同する消費者がどれだけいるんだ、と。
ラジオからヒット曲を生み出そうというのは悪いことではない。
昔、私たちも多くのヒット曲をラジオ主導で(つまりレコード会社の思惑を超えて)生み出してきた。
それは、決して上から目線ではない、そういう曲を選び出し、少しでもリスナーに「こういう曲があるよ」と知らせたかったからだ。
ほっておけば埋もれてしまいかねない、そんなアーチスト、そんな曲を紹介しないとと思ってきた。
早い話、そんなの宣言してすることか、ということだ。
俺たちが7曲も集まってプッシュするんだ、どうだ、すごいだろう。
そんな風に見えてしまうのはどうなんだろう。


かつてFM802は、ヘビーローテーションを通じて、多くのヒット曲を生み出したことは記憶に新しいだろう。
でも、それは自分たちのレーゾン・デートルを確立させるための手段だったし、またそこには純粋な音楽への愛情があったと思う。
結果的に多くの利益を生み出すきっかけになったが、元々は業界と一緒に音楽を盛り上げよう、ラジオにもっと注目してもらおうと思って企画したことだ。
それはある意味冒険だったし、それゆえ作り手側はスリリングであったろう。
また、その気持ちが放送にうまくのり、リスナーにまでビビッドに伝わった、私はそう思っている。
だが、今回の7局合同企画にそんなスリリングなマインドはあるのだろうか。


私たちは、こんな企画で1曲を応援する。
レコード会社の皆さん、どんどんノミネートしてください、私たちと一緒に曲を売りましょう、あ、もちろん新曲スポットよろしくね。


ま、別にそれでもいい、商業放送なのだから、売上を最終的目的にするのは当然だ。
でも、こんな発想をやっているうちは、リスナーは動かないよ、むしろますます離れていくのではと心配してしまう。
ピュアな気持ち、音楽を心から愛し、一曲でも多く、埋もれてしまいかねない曲を後世に残したい、その気持ち、伝わるだろうか、この企画で。


そういうことで、私の思いはこのブログで伝わっただろうか。
しばらく、こんな感じでブログを続けよう。
今は、ちょっとそう思っている。