カテゴリー : 2014年 3月26日

有料サービス「radiko.jpプレミアム(エリアフリー聴取)」が2014年4月1日からスタート

さて、私がずっと叫んできたradikoの配信エリアを越えたサービスがスタートすることになった。
今までは第1フェーズ、4月からは第2フェーズがスタートするとリリースにあった。
気なる点はいくつもあるが、まずはその試みにおめでとうと言っておきたい。


気になる点は何かということだが、できれば国内という枠は何とかならなかったのかと思う。
世界にいる日本人に聞かせてあげればよいのにと思うが、著作権的な許可の問題があったのだろうか。
それと、サーバ代がかさむので、有料にしたということ。
金払ってまで、エリア外の放送を聴く人口をどれぐらい見積もったのだろう。
これも将来的に利益を分配するための資料にしようということなのだろうか。
とにかく、radikoは現実に何人その放送を聞いているか、的確にわかるはず。
金払って聞いている人も、多分何らかの設定をすればリアルタイムにわかるだろう。
本当は、そのあたりを取材して書いて欲しかった。
イノベーションに繋がるのは、その具体的な数字だからだ。


radikoがどこでも聞けるようになれば、本当のラジオの実力がもっと明らかになるはず。
そのあたり、広報資料は何も言っていないが、リアルタイムに聴取者数がわかるのだから、次にほしいのはその数字の発表である。
そんなの絶対に出さない、という放送局もあるだろう。
早い話、赤裸々な競争はしたくないということ、そのぬるま湯的な体質がテレビとの差だろう。
とにかく、ラジオ1.0の時代は終わりに近づきつつある。
これからは、ラジオ2.0の時代だ!それぐらいの強い意志を持って、第2フェーズとやらを語ってほしい。


競争激化はエキサイティングである。
実際にラジオ同士競争していたにもかかわらず、それはテレビのようにショウアップはされて来なかった。
レーティングの数字は挙がってきていても、どの局もさも自分のところが1位のように数字をアレンジしてきていた。
そんなアレンジした数字を出すのではなく、今後はradikoにアクセスしている数字をそのまま出せばいいのだ。
その数で競争すればいい、出せないようならとっとと舞台から退散して欲しい。
それぐらいの大胆さでもって、ラジオを続ける、ラジオが生き残るためには必要な志だと思うがどうだろうか。


ラジオに必要な事はイノベーションである。
情報を公開し、自由な議論の中から、新しいニーズを獲得した放送形態が生まれるはず。
数字をとれない、とりえのない番組は淘汰されるべきだし、数字をとれる番組で利益を確保しながら、たとえ大きな数字がとれなくても、ラジオとして伝えなくてはいけない情報の場を保証できるようにしないと未来はない。


今回のradiko.jpプレミアムが、そのまま第2フェーズを形づくるとは残念ながら今は思えない。
必要な事は、これをきっかけとした情報の開示、そして自由な外部からの参加を認めることだ。
自分たちだけで、ラジオの世界を回しているだけでは、限界は自ずと明らかだろう。
そう、これはただの最初の一歩だ。
問題は、そこから2歩目、3歩目が約束されているか。
一歩進んで二歩下がるの愚だけはおかしてほしくないものだ。